帰宅の電車に乗った。
友美には先に夕食を済ませてと連絡してある。
今日真希からLINEがきた。
長文だった。
突然出て行ったことの謝罪などなど。
返信は電話をした。
真希は少し元気がなかったが、いろいろと話をしていたら今度の新店舗の店長で再雇用して
もらえないか?できれば社宅に住みたいが可能か?などと俺の会社の店舗での就職を希望していた。
確かに真希は実力がある。
即採用したいところだが即答はしなかった。
真希は突然のお願いを謝罪してきたが真希の強い意志を感じた。
話が重くなるのも嫌だったので真希の現状を聞くと俺の家を出てからは何もできる状態ではなかった。好きになればなるほどさみしくなり、
俺が帰ってきて他の女の匂いが我慢できなかった。いろいろと考えた結果の決断だった。
そして真希はもう一度俺の部下として働きたくなった。採用してもらえれば嬉しいと言う。
俺は電話を切ってすぐに仁志に連絡した。
仁志は今日は休みだったが、真希の件を話すと
採用するべきだと言う。
できれば今までの店で店長復帰してもらい自分を新店舗の店長にさせてほしい。と言ってきた。
仁志の成長、真希の復帰、俺は正直嬉しい。
明日また真希に連絡をする予定。
真希の意志をもう一度確認しよう。